舞い戻りしは愚かしきあの晩
愉快な悲劇を二度演じまするは
清らの少女よ
傲慢も憎悪も妬みも嫉みも
たったひとつその真白き裸身に受け止めて
笑い哂い嗤い踊り続けます
操りの糸も見えぬ振り
二度目の悲劇、
少女の短刀が月光に煌きますれば
貴方の心臓が最後の曲を
奏でましょうや。
義勇に身命賭して挑んだ戦に破れ裂かれた世界は
忌子の彩に塗り込められて真綿で殺されるようにゆるゆると窒息していく
愛しき蛇に愛撫されるが如く
そのすべらかな肌でいっそ、その灼熱を生む甘露な毒でいっそ、
殺してくれと希う己は卑しき姿
愛すべく蛇も、忌子の彩であったことを識った時の
あの絶望といったら切望といったら。
ほんまこんなん好きやね、吾界って…。
吾界。