ここまでやりゃあ流石に帰って更新するやろ、というセルフM。
<追記>更新準備だけできたので…寝ます…明日か明後日には上げれるかと…
おなかすいた。</追記>
昔の短編を加筆修正して上げたい。
走る。
街中を過ぎ、今は人気の無い廃工場だ。
道にも視界にも遮蔽物が増え、速度は必然的に落ちる。
しかし。
「…逃がすかっ!」
何としてもケリをつけたい。期日は目前なのだ。
追っているのは重要な幹部ではないが、所属は割れている。何より、物的証拠がものを言う。
打ち合わせ、状況は上々。
余程のイレギュラーが無ければ片付く。
カタをつけて、落ちこぼれの汚名返上の足掛かりにしてくれる。
***
走る。
街中を過ぎ、今は人気の無い廃工場だ。
増える遮蔽物に紛れ、事前にチェックしていた最短ルートで工場を突っ切り、出口の死角に身を潜める。
足音が二つ、近づいてくる。
ピンと緊張の糸が張り詰める。
「…入ったか?」
自分のものではない気配と声がする。
周囲を探ると、反対に位置する死角に、通信機でボソボソと話す男を見つけた。
何てことだ、この男を伸していては間に合わない。
あーぁ、また落ちこぼれって怒られちゃうなぁ。
***
「えぇ?またぁ?」
人気の無い廃工場で、小型通信機から聞こえた報告に思わず頓狂な声を上げる。
「……大丈夫よ、このあたりは誰も居ないわ。」
いくつか指示を出し、悠然と歩く。
全く、彼等は期日を何だと思っているのか。
ほら、銃声と数人が慌ただしく走る音。
そして聞き慣れた怒号。
エリートの癖に、好き好んで落ちこぼれたがるんだから。理解できないわ。